女子大生とコラボで「出汁茶漬け」を開発! 「出汁の王国・鹿児島プロジェクト」は、2014年12月より鹿児島女子短期大学と共同で「出汁茶漬け」のレシピ開発をスタートさせました。生み出されたレシピは、2015年11月に鹿児島で開催される国民文化祭でお披露目の予定です。 出汁茶漬け開発に先立ち、2015年1月17日出汁プロ各社や専門家からレシピ開発の心構えや食材の説明をする「開発アドバイス会」を開催致しました。 当日の様子をレポートしてまいりましょう。 ■“出汁男”中原晋司氏による「お出汁ライブ」 鰹節の製造工程や美味しい一番出汁・二番出汁の取り方を中心にお話を頂きました。最近はきちんと出汁を取る家庭も減ってきましたが、丁寧にとった出汁の味は格別だそうです。お出汁の魅力を熱く語る中原水産の中原晋司さんの話に学生さんも釘付けです。 かつお解体君を使って鰹節作りの工程をする出汁男・中原晋司氏 一番出汁を試飲する女子短大生。出汁を取る水には、桜島の天然温泉水櫻岳を使用。 中原さんのお出汁ライブでは「鰹船人飯」の振る舞いも行われました。 「鰹船人飯」は元々、枕崎市の地域おこしを目的に考案されたメニューです。トッピングに鰹の切り身、鰹節、かつおせんべいとまさに鰹尽くしのメニューです。その楽しみ方は、まず、出汁を味わい、丼を楽しんだ後、出汁をかけてお茶漬け風に食べるのが作法だそうです。一度で3回美味しいお茶漬けですね! かつお船人飯。これに一番出汁をかけて頂くと、たまりません・・・。 ■秘伝のレシピをこっそり披露。梛木春幸先生による料理指導 梛木先生には、鯛茶漬け、キビナゴと椎茸の茶漬けの2種類のお茶漬けを作っていただきました。京都での修業時代のお話をしていただいたり、秘伝のごまだれのレシピもこっそり伝授して頂きました。テンポよく楽しく料理について語る梛木先生から、料理に対する情熱が伝わってくる濃~い内容の料理指導でした。 出汁の組み合わせについて語る梛木先生。プロ料理人の技は、皆さんメモメモ。 漁連から提供された、タルメ(メダイ)を見事に捌く梛木先生。 鯛茶漬け。秘伝のごまだれの味が絶妙です! キビナゴと椎茸の茶漬け。干し椎茸のだしが効いています。 お茶漬けを試食する女子大生。その美味しさに思わず笑顔が・・・。 ■奄美の里の鶏飯スープのヒミツ。 奄美の里のレストラン「花ん華」の鶏飯スープは、なんと夏と冬で味付けの仕方まで変えているそうです。夏になると汗をかいて塩分を欲するので、少し塩を多めに。料理を召し上がる人の身体を考えて、味付けを変える姿勢、出汁茶漬け開発にも参考になりそうですね。 鶏飯スープについて説明する奄美の里・馬場さん。 奄美の里の鶏飯。色鮮やかで盛り付けも美しいですね。 最後に梛木先生より、「ぜひ若い感性を活かして、自由な発想で出汁茶漬け開発を行ってほしい。」との言葉を頂いて終わりました。今後、鹿児島女子短期大学では学生さんが6グループに分かれて試作を重ねていきます。引き続き、この出汁茶漬け開発の様子をレポートしてまいりますので、皆さまお楽しみにお待ちください。 コメントは受け付けていません。
女子大生とコラボで「出汁茶漬け」を開発! 「出汁の王国・鹿児島プロジェクト」は、2014年12月より鹿児島女子短期大学と共同で「出汁茶漬け」のレシピ開発をスタートさせました。生み出されたレシピは、2015年11月に鹿児島で開催される国民文化祭でお披露目の予定です。 出汁茶漬け開発に先立ち、2015年1月17日出汁プロ各社や専門家からレシピ開発の心構えや食材の説明をする「開発アドバイス会」を開催致しました。 当日の様子をレポートしてまいりましょう。 ■“出汁男”中原晋司氏による「お出汁ライブ」 鰹節の製造工程や美味しい一番出汁・二番出汁の取り方を中心にお話を頂きました。最近はきちんと出汁を取る家庭も減ってきましたが、丁寧にとった出汁の味は格別だそうです。お出汁の魅力を熱く語る中原水産の中原晋司さんの話に学生さんも釘付けです。 かつお解体君を使って鰹節作りの工程をする出汁男・中原晋司氏 一番出汁を試飲する女子短大生。出汁を取る水には、桜島の天然温泉水櫻岳を使用。 中原さんのお出汁ライブでは「鰹船人飯」の振る舞いも行われました。 「鰹船人飯」は元々、枕崎市の地域おこしを目的に考案されたメニューです。トッピングに鰹の切り身、鰹節、かつおせんべいとまさに鰹尽くしのメニューです。その楽しみ方は、まず、出汁を味わい、丼を楽しんだ後、出汁をかけてお茶漬け風に食べるのが作法だそうです。一度で3回美味しいお茶漬けですね! かつお船人飯。これに一番出汁をかけて頂くと、たまりません・・・。 ■秘伝のレシピをこっそり披露。梛木春幸先生による料理指導 梛木先生には、鯛茶漬け、キビナゴと椎茸の茶漬けの2種類のお茶漬けを作っていただきました。京都での修業時代のお話をしていただいたり、秘伝のごまだれのレシピもこっそり伝授して頂きました。テンポよく楽しく料理について語る梛木先生から、料理に対する情熱が伝わってくる濃~い内容の料理指導でした。 出汁の組み合わせについて語る梛木先生。プロ料理人の技は、皆さんメモメモ。 漁連から提供された、タルメ(メダイ)を見事に捌く梛木先生。 鯛茶漬け。秘伝のごまだれの味が絶妙です! キビナゴと椎茸の茶漬け。干し椎茸のだしが効いています。 お茶漬けを試食する女子大生。その美味しさに思わず笑顔が・・・。 ■奄美の里の鶏飯スープのヒミツ。 奄美の里のレストラン「花ん華」の鶏飯スープは、なんと夏と冬で味付けの仕方まで変えているそうです。夏になると汗をかいて塩分を欲するので、少し塩を多めに。料理を召し上がる人の身体を考えて、味付けを変える姿勢、出汁茶漬け開発にも参考になりそうですね。 鶏飯スープについて説明する奄美の里・馬場さん。 奄美の里の鶏飯。色鮮やかで盛り付けも美しいですね。 最後に梛木先生より、「ぜひ若い感性を活かして、自由な発想で出汁茶漬け開発を行ってほしい。」との言葉を頂いて終わりました。今後、鹿児島女子短期大学では学生さんが6グループに分かれて試作を重ねていきます。引き続き、この出汁茶漬け開発の様子をレポートしてまいりますので、皆さまお楽しみにお待ちください。