出汁の王国・鹿児島プロジェクトの特集記事
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地域に根付く多様な食の文化、 その豊かさを形にする、新しい発想。

Umami を巡る冒険

2013 年1 月27 日、鹿児島市の繁華街 天文館で、出汁の素材である鰹節や豚、鶏など、鹿児島産
の出汁の世界を楽しむ2 つのイベント『フォーラム「Umami を巡る冒険.鹿児島の豊かさはここ
に在る.」』と『出汁トレードショー「UMAMI MALL KAGOSHIMA 」』

)が行われました。

フォーラム
「Umami を巡る冒険.鹿児島の豊かさはここに在る.」

ランドスケーププロダクツの岡本仁氏と中原慎一郎氏が、この日に報告したのは2012 年12 月に行われた鹿児島の出汁の宝庫の拠点を訪ねてまわる「鹿児島出汁ツアー」。鹿児島の魅力を知りつ
くし、書籍「BE A GOOD NEIGHBOR ぼくの鹿児島案内」や首都圏にある自身のショップで、鹿児島で活動するデザイナーの作品を紹介し、県外でも鹿児島のすばらしさを伝える二人が、今回は食文化の中でも<出汁>をテーマに、県内施設の見学ツアーを行いました。

ランドスケーププロダクツの岡本仁氏

ランドスケーププロダクツの岡本仁氏

極上の出汁を生み出す場所を訪ねる究極の旅「鹿児島出汁ツアー」。
そこから見えてきた作り手のかお、鹿児島の魅力。

鰹にシイタケ、エビに、昆布、焼きアゴ、そして干イワシ..、中原氏がフォーラムのためにと運び込んできたものがずらり。キラキラした魚、また、黒々とした昆布など、まるまるそのままの食材から、驚くほど甘い香りが会場いっぱいに充満し、来場者を驚かせました。周知の通り、鹿児島は国内有数の鰹の水揚高を誇る枕崎港があり、また豚の飼育数は国内の14%を占める国内シェア1位。「鹿児島出汁ツアー」は、これら、鹿児島の「旨い」の現場を巡る旅だったのです。

岡本氏と中原氏より、鹿児島市、枕崎市、指宿市での漁港や農場の
訪問、また工場やレストランでの試食、調理教室や料理人による講習会などさまざまな体験を記録映像を通して報告がありました。工場では穫れた鰹を捌き、美しいルビー色になるまで燻される鰹節作りを見学し、また船人飯調理教室では鰹節を削り器で腕が痛くなるほどかくところから地域に根付く郷土料理を体験。原材料の収穫から加工・調理といったわたしたちの食卓に届くまでの工程に関わる方たちひとりひとりと触れあい、作り手の顔が見えていく..、中原氏曰く「新鮮な驚きにあふれた」ツアー。ここで実感した出汁の魅力、今後、より多くの方に伝えていくために、様々な提案をいただきました。

フォーラム 「Umami を巡る冒険.鹿児島の豊かさはここに在る.」 フォーラムの様子

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